平成27年度「白衣授与式」を開催しました
平成27年4月8日(水)、医学部学舎4階大講義室において、平成27年度「白衣授与式」を開催しました。
本学医学部に入学して4年間で基本的な医学的知識と技能を得た学生は、4年次末に行われる(全国)医療系大学間共用試験【CBT〔知識を評価する試験〕?OSCE〔臨床能力試験〕】に合格して5年生に進級すると、全国医学部長病院長会議からStudent Doctorの認定を受けて附属病院等での臨床実習が始まります。この授与式は、臨床実習を開始するにあたり、学生一人一人に白衣を授与することで、医師になる者としての高い志と、医師に一歩近づいたStudent Doctorとしての自覚と責任を促すことを目的としています。また、医学生の質保証を行って、患者さんの所に実習に送り出していることを市民の皆様にも知っていただき、より良き医師の育成にご協力が得られるようにしたいとの願いもこもっています。
まず、医学部長の荒川哲男教授から開式のあいさつがあり、続いて、大阪市立大学医学部同窓会会長の生野弘道氏から、祝辞と医師の卵である学生たちへの激励のお言葉をいただきました。
その後、学生の代表4名が、医学部長?医学部附属病院長?教務委員長?医学部同窓会会長からぞれぞれ白衣を手渡され、真新しい白衣に袖を通して先生方と固い握手を交わしました。そして、新6年生代表の北条 未佳(ほうじょう みか)さん?新5年生代表の神末 怜(かみすえ れい)さんが、これから始まる厳しい実習に対する真剣な想いと熱い気持ちを宣誓しました。
今年度から、白衣の左上腕部分に付けられたエンブレムは、医学部学生にデザインを公募し、応募のあった9点の中から決定したものです。優秀デザイン賞に輝いたのは新6年生の金本 岳(かねもと がく)さんと新5年生の竹村 玲子(たけむら れいこ)さんが提案したデザイン。医療?医術の象徴として世界的に広く用いられている、ギリシア神話に登場する名医アスクレピオスの持っていた蛇の巻きついた杖をモチーフに、本医学部の象徴である3女神「知?仁?勇」にまつわる本?薬壺?月桂樹をあしらったもので、本学医学部のロゴマークとしても採用されました。